婚活とはブームだったのか

今ではすっかり世間に定着している「婚活」という言葉、けっこう最近生み出された言葉です。結婚相手を探すという意味合いが込められていますね。
この言葉が出てきたのは2007年で、社会学者の山田昌弘が作った造語です。就職活動が「就活」となるように、結婚活動を「婚活」としたのです。
この言葉を作った理由としては「“結婚できないけれど、結婚をしたい”という人をサポートすることが必要」だったからということを述べています。

それでは、婚活の内容はどのようなことをするのでしょうか。
基本的には「自分磨き」をすることで、具体的にはコミュニケーション能力や経済力などの向上を図るというのが婚活の一環とされいます。これらのことは男性がすべきであり、女性が磨きすぎるとむしろ結婚が遠のくという声もあるようです。
このように婚活を推奨する一方で、それを批判する意見もあります。
恋愛というのは本来は色んな形があるし、そうあるべきで、他人に用意されたパッケージで労力をかけずに結婚に至ろうということが良いとは言えないというものだったり、ちゃんと「恋」をしろという意見だったり。

そして、このような婚活とはブームだったのかという疑問が出てきます。

そもそも、「婚活」という言葉が生まれる前から「結婚活動」自体はずっと行われてきているはずです。
ですから、婚活という言葉自体が大きく取り上げられて、メディアが「結婚できない女性を焦らせた」という構図を見ることができますね。婚活という言葉がもてはやされるようになってから、メディアでは「結婚は必ずしなければいけない」とか「結婚をしなければ行き着く先は孤独死だ」などということが普通に言われたりしていました。
これらのことを考えると、婚活ブームというのは「婚活」という言葉をめぐる騒動という言い方の方が適切なようにも思えてきます。ですから、ブームといえばブームだと言うこともできそうですね。
この「婚活ブーム」を通りすぎてから、婚活がビジネスと結びつけられるようになったり、女性が結婚に対して経済的な安定を求める傾向を強まったりということが起こっていることが指摘されています。

婚活という言葉が定着して、ブームという状況ではないにしろ、未だ婚活を行っている人はまだまだいるようです。婚活がなんであるのかということをきちんと総括することができるのはもう少し時間が経ってからなのかもしれません。

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